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2022年10月20日

低すぎても高すぎてもいけない湿度の話

夏が終わり、これからの秋冬の時期には加湿器を使用するご家庭も多いのではないでしょうか?

空気が乾燥しすぎるとのどの痛みや肌荒れ、風邪やインフルエンザなどの病気に罹りやすくなったりするため、湿度の低い秋・冬は特に注意が必要ですね。

乾燥状態は病気を引き起こす原因になりますが、単に湿度を高く保てば良いというわけでもありません。

『高湿度』の部屋の注意点

加湿器を使いすぎて室内の湿度が必要以上に高くなってしまうとカビの発生やダニが繁殖しやすくなるケースもあります。

カビを起因としたアレルギー疾患の発症や、カビを餌とするダニが大量発生することで気管支喘息アトピー性皮膚炎を発症する恐れもあるのです。

引用 https://www.ac.daikin.co.jp/kanki_home/desica_home/feature

一般的に適切といわれている室内の湿度は50%前後ですが、湿度は季節や気候によって異なります。

秋冬は乾燥しやすい一方、梅雨など雨が多い時期には多湿になるため、時期に合わせて湿度を調整しなければなりません。

しかし、湿度のコントロールするための加湿器や除湿機自体もこまめな掃除・メンテナンスを怠ると、その中でカビの発生やダニが繁殖してしまい、アレルギーの元を部屋中にまき散らすことになってしまいます。それでは元も子もありませんね。

そこで私たちがおすすめしたいのが、調湿性能のある自然素材を使用した家づくりです。

調湿性能のある自然素材を積極的に使っています。

当社では湿度を調整してくれる厳選した自然素材を多数使用しています。

家全体が湿度を調整してくれるので、一年を通して室内は乾燥状態にも多湿状態にもなりにくいのです。

調湿性能のある主な素材は、以下の3つです。

①断熱材【セルロースファイバー】 

家の外側にも内側にも、調湿・透湿性能のある断熱材【セルロースファイバー】を使用しています。内断熱工法と外断熱工法のW断熱工法+日射反射率72%の遮熱塗料をプラスした外壁構造です。外断熱にすることにより、構造体が外気温の影響を受けにくく、また壁内の結露を防ぐので構造体の劣化を大幅に防止します。

②室内壁【スペイン漆喰】

室内は【スペイン漆喰】で仕上げます。夏場は壁層が放熱し室外に湿気を帯びた熱気を逃がします(気化冷却)ので、ビニールクロスの室内と比較すると室内の空気がひんやりと感じます。

冬場は壁層が湿気を蓄えて蓄熱し、室内の暖かさを持続します。この様に壁面に透湿効果があることにより、四季を通じて湿度がコントロールされ、一年を通じ快適な室内空間を実現します。下記はスペイン漆喰の吸湿放散能力の試験データです。

③床材【無垢の木】

床には【無垢の木】を使用します。多孔質の天然木は湿気を吸う作用があるので、湿度の高い梅雨の時期でもベタつきがなく、サラサラで優しい触り心地の床が気持ちが良いです。

 

このように、調湿性能のある素材を多く使用しているため、家全体が湿度を調整してくれます。安心で快適に過ごしやすいだけでなく、加湿器や除湿機を使わずに済むので電気代も抑えることができるのです。

 

ABOUTこの記事をかいた人

注文住宅事業部

長持ちしない建材や、人体に悪影響を及ぼす建材・工法を排除した有害物質ゼロの住宅「0宣言の家」を推奨しています。私たちが造っているのは、家という「箱」ではありません。暮らしを豊かにするために、住む人の健康と幸せを第一に考え、厳選された素材を選択し、いつまでも健康で心地よく、心豊かに、世代を超えて、いつまでも住み継がれる良質な住宅に私たちはこだわります。