2021年10月1日
今月は、注文住宅事業部で「暮らしにフィットした設計のご提案」を目指している松尾が担当させていただきます。
今回は、「わたしたちが考える注文住宅の設計コンセプト」について例を交えてお話したいと思います。
医者にかかるとき、「風邪だと思うので、風邪薬を出してください。」と伝えるだけで、風邪薬を出してくれる医者はいません。
優れたお医者さんは、「どんな症状ですか?何にお困りですか?薬品のアレルギーはありますか?」と細かく問診し、ちゃんとその患者さんに合った薬を出してくれるはずです。
しかも、一回目の通院で。
優れた設計士は名医と似ています。
お施主様の暮らし方、困っていること、持っている家具や家電、敷地環境など、必要なお話し全てをヒアリングし、これにフィットして、さらにお施主様自身も気付いていないような、理想の生活を踏まえたプランを一回で提示します。
部屋数と広さだけを伝えて出てきたプランを何度もいじる、という進め方は一見ゴールに向かっているようで、実はスタート地点から全く違う方向に走り出している、という可能性があります。
これは鼻に効く風邪薬を出されて改善しなかった患者さんが、次は喉に効く薬、頭痛に効く薬・・・と試している間に自然に治癒し、最後の薬が効いたんだなと思い違いをしてしまう状態に似ています。
私たちが目指す暮らしにフィットした設計とは、上記の名医の処方に限りなく近いものです。
ここからは実際にどのような流れで進めていくのかをご紹介します。
私たちの設計方法は「暮らしインタビュー」という、お施主様の暮らしや住まい方をじっくりと伺うステップから始まります。
それは過去のプラン集からは見出せない、そこに住まう人、一人ひとりにフィットした家をきちんと創造することが、本当に満足できる家造りへのただ一つの道だと思っているからです。
下記の画像をご覧ください。ほんの一例にはなりますが、こちらはインタビューで使用する資料です。
生活タイムスケジュール表
インテリアシート
私たちは、お施主様の今の生活を採寸して(そしてその生活が将来少し太るかもしれないというところまで予測して)それぞれのお施主様にフィットしたものを造ります。
フィットさせるものは部屋数でも広さでもなく、そこに住まう”お施主様の暮らし”なのです。
そしてヒアリングの結果をふまえて、プレゼンテーションを致します。
ご施主様に「今すぐに家を建てたい!」と思っていただけるよう、イメージをしやすいご提案を心がけております。
いかがでしたでしょうか。
私たちは過去の施工事例を基にするのではなく、お客様の生活スタイルやお好みにフィットした家づくりをコンセプトにしております。
人生で一番大きな買い物といわれるマイホームだからこそ、理想的なものにしたいですよね。
注文住宅にご興味ある方はこちらにて詳細を♪