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永く安心して健康で快適にくらせる家であること。住めば住むほどよくなる家であること。住む人に幸せが訪れる家であること。そして、造る者にも嘘がない真摯な心で造ること。こうして造られた家を私たちは「0宣言の家」と呼んでいます。

二世帯住宅の水道工事、口径の変更は必要?

二世帯住宅を建築する際、考えなければならないことはたくさんありますが、その中の一つが水道管の口径の問題です。

水道管の口径

水道管の太さを表す単位です。
一般的に、ミリメートル (mm) で表記され、内径を指します。つまり、口径が大きければ大きいほど、水道管は太くなり、一度に流せる水の量が多くなります。

特に、親世帯がそれまで住んでいた土地に、古い家を壊して二世帯住宅を新築するなど、「その土地に一戸建てが建っていた」という場合は、口径の確認と見直しが必要です。
詳しくみてみましょう。

水道管の口径によって、取り付け可能な蛇口の数が決まる

自治体によって違いはありますが、水道管の口径は、その太さによって取り付け可能な蛇口の数が決まっています。キッチンや洗面所、お風呂も別々といった、完全分離型の二世帯住宅の場合は、蛇口の必要数も2倍になりますので、今の口径の太さで蛇口の数がまかなえるかどうか、確認する必要があります。

口径によって取り付け可能な蛇口の数の目安

  • 13mm: 5個程度
  • 20mm: 7〜8個程度
  • 25mm: 10〜12個程度

例えば、13mm口径の引き込み管であれば、取り付けられる蛇口は5~6栓です。それより多い数の蛇口を取り付けると、同時に使用した場合の水の出が悪くなります。
口径を変更するための工事は簡単に済む場合がほとんどですが、場合によっては数十万円から100万円以上の費用がかかる場合があります。水道局と業者によく確認してみましょう。

また、自治体によっては、工事費用とは別に水道局に対して「加入金」の支払いが必要です。(水道事業の経営に利用されます。)お住いの自治体の水道局に確認しましょう。
増径する場合は、現在のメーター口径との差額分を支払います。多くの場合は、25mmまでが家庭用の扱いで同じ金額ですが、口径によって細かく分かれている自治体もあります。

例:宇都宮市の水道加入金

  • 13mm(1~6栓)54,000円
  • 20mm(7~12栓)122,040円
  • 25mm(13~24栓)270,000円

13mmから25mmへの増径の場合、270,000円-54、000円=216,000円の支払いとなります。

もう一本水道管を引き込む方法も

既存の水道管の太さは変えずに、新たに水道管を引き込む方法も考えられます。
二世帯住宅とはいえ、1件の家に2本の水道管を引き込むというのは奇妙に聞こえるかもしれません。ですが、たとえば親世帯と子世帯の生活空間が完全に分離している、「完全分離型二世帯住宅」なら、それぞれの世帯に1本ずつ水道管を引き込むことも十分にあり得ることです。
前面道路に埋設されている、水道本管からの引き込み管の長さで工事費が決まりますので、数十万円から場合によっては100万円を超えることもあるようです。

水道管を増やす場合、基本料金は2世帯分支払わなければなりません。しかし、「犬を洗うためのポーチを作る予定」「ガーデニング用に庭に蛇口をつけておきたい」など各世帯で好きなように蛇口の数を決められるというメリットがあります。
ほかにも、下記のようなメリットがあります。

  1. それぞれで使った分だけ支払うので、お互いに気兼ねなく水を使える。
  2. どちらか一方の世帯が出て行った場合に賃貸に出せる。

水道管は道路に埋設されているので、工事の場所や内容によっては重機を動かすためにガードマンが必要となる場合もあり、初期費用がかさみます。暮らしやすさとのバランスを考慮して、どういった方法をとればよいか慎重に検討しましょう。

水道管のみだけでなく、水道メーターを分けるにはこちらをご参照ください。

二世帯住宅の電気料金、メーターは分けるべき?

二世帯住宅を建てるということは、これまで別々に暮らしていた親世帯と子世帯が一つ屋根の下での暮らしを始めるということでもあります。生活にかかるお金を、どちらがどのように負担するのか、事前によく相談する必要がありますね。

電気料金については、通常は親世帯と子世帯が使った合計額が、ひと世帯分として請求されます。それぞれの世帯で料金を折半する方法も考えられますが、完全分離型の二世帯住宅の場合は、二つの世帯の電気メーターを分けておくことも可能です。
同じメーターを使って合算する方法と、別々のメーターを使って別々に支払う方法、果たしてどちらのほうが電気料金はお得なのでしょうか。

二世帯住宅の電気料金、メーターは分けるべき?

電気料金のメーターを分けることによるメリット

住宅を建設する際、業者に依頼しておけば、電気料金のメーターを分けること自体は比較的簡単です。「メーターが2つということは、基本料金を二重に支払うことになるわけでしょ? それって無駄じゃない?」と思う人もいるでしょうが、一概にそうとも言えません。
電気メーターを世帯ごとに分けるメリットは次にようにいくつかあります。

  1. 電気料金を明確に分けることができる。
  2. それぞれの世帯が、お互いに気兼ねなく電気を使うことができる。
  3. 将来的に、賃貸に出すことになったときも対応しやすい。
  4. 電力会社をそれぞれ自由に選べる。
  5. 二世帯分の電気料金をまとめてしまうと、契約アンペア数があがり、基本料金そのものが高くなるので、まとめないほうがオトク。

電気メーターを2世帯一緒にしておくと、3段階料金制度により、電気の使用料金が割高になってしまうことがあります。

3段階料金制度とは

3段階料金制度とは、電気料金のうち電力量料金単価(電気使用量に応じて課金される料金)を、使用量によって3段階に分けた制度です。電気使用量が増えるほど1kWhあたりの電力量料金単価が高くなるため、電気を使うほど電気料金も高くなります。

3段階料金制度では、使用量によって以下の3段階に分けられます。

  • 第1段階料金:基本的な生活に必要な電気使用量に適用される料金。比較的低い料金設定になっています。
  • 第2段階料金:標準的な一般家庭の電気使用量に適用される料金。第1段階料金よりも高くなります。
  • 第3段階料金:大量の電気を使用する家庭や事業者に適用される料金。最も高い料金設定になっています。

たとえば、親世帯が150kWh、子世帯が160kWh使用したとすると、それぞれで支払う場合は120kWhを超えた分について第2段階の料金が適用されます。
しかし、1世帯分としてまとめてしまうと、300kWhを超えた分には第3段階の料金が適用されますので、使用料金が割高になるのです。
(電力会社によって料金は異なりますが、3段階料金制度の考え方は同じです)

電気料金のメーターを分けることによるデメリット

電気料金のメーターを分けることによるデメリット

電気メーターを分けることによるデメリットは、下記のようなことがあげられます。

  1. 基本料金が2倍になる
  2. 初期費用がかかる
  3. 複雑な手続きが必要になる

メーターが2つになるということは、基本料金がそれぞれにかかるので、基本料金自体は2倍になります。世帯による使用料kWhを確認し、分けた場合と、分けない場合とでかかる料金を把握することが大切です。

また、状況にもよりますが、電気料金のメーターを分けるためには「分電盤」「子メーター」などの設備が必要です。初期費用は、設備費と工事費を合わせて、10万円から20万円の上乗せが必要になると考えておきましょう。
逆に言えば、家全体の建築費用と比較してわずかな上乗せで、電気料金の節約が見込めるということです。

契約の際には、現在それぞれの世帯でどれぐらい電気を使用しているかをあらかじめ調べておき、契約アンペア数を決定するとよいでしょう。住み始めて頻繁にブレーカーが落ちるようなら、依頼すればすぐに変更してもらえます。
しかしアンペア数は年間契約であり、季節による変更はできないため注意しましょう。

二世帯住宅の水道メーターは世帯ごとに分けられる?

二世帯住宅の水道メーターは世帯ごとに分けられる?

二世帯住宅で親世帯と同居する場合、気になるのが光熱費の負担です。事前に決めた割合で、毎月それぞれが負担するという方法もありますが、お互いになんとなく気を使ってしまって、好きなだけ水や電気を使えないといったデメリットもありますね。

この懸念を解決するために、「メーターを分ける」ということがあげられます。

完全分離型の二世帯住宅であれば、電気のメーターは簡単に分けることが可能です。
では水道のメーターを分けるためには、どのようなことに注意する必要があるでしょうか?

水道メーター

水道メーターを世帯ごとに分ける場合、初期費用がかさむケースがある

例えば、古い家を壊して、親世帯がそれまで住んでいた土地に、完全分離型の二世帯住宅を建てる場合を考えてみましょう。

このとき、その土地には1世帯分の水道管しか引き込まれていません。
二世帯住宅でメーターを分けたい場合は、もう1世帯分契約をする必要があります。このため、新たにもう1本、水道管を引き込む必要があります。
完全にメーターを分離する場合、前面道路に埋設されている水道本管からの引き込みが必要となります。引き込み工事費用は、住宅から道路の距離によって金額が変わってきますが、数十万円から場合によっては100万円を超えることもあります。

おおよその目安ですが、引き込み管1mあたり、最低でも3万円程度はかかるとみておいたほうがよいでしょう。6m引くのに35万円かかった例もあります。重機を動かす際の、ガードマンの人件費用も考慮しなくてはなりません。

また、契約が2世帯分になるということは、毎月の基本料金もそれぞれ別に支払うことになります。
東京都の場合、水道口径20mmで基本料金が1,170円、これが二世帯分となると、2,340円の負担となります。

https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/tetsuduki/ryokin/keisan_23.html
(東京都水道局 「水道料金・下水道料金の計算方法(23区)」)

メリット

  • 水道メーターを分けると、水道料金を個別に請求できる
  • それぞれの世帯が、自分の世帯の使用量を把握しやすくなる

デメリット

  • 水道管の引き込み工事や、メーターの設置工事が必須となるため、かなりのコストがかかる
  • 水道料金が2世帯分かかる

水道メーターを世帯ごとに分けるのではなく、子メーターをつけるという方法もあり

見積もりの結果、思ったよりも工事費がかかりそうだ、といった場合には、子メーターを設置して、それぞれ使用した量を把握するといった方法もあります。
水道メーターには親メーターと子メーターがあり、親メーターは、水道本管からの水量を計測するメーター、子メーターは、親メーターから分岐した水道管からの水量を計測するメーターです。

例えば、子メーターは、アパートなどの集合住宅でよく使用されます。
普通、集合住宅では、前面道路からの水道管の引き込みは1本で、親メーターで計測した分を水道局に支払います。この1本の水道管から来た水をそれぞれの世帯に分け、各戸で使用した分は子メーターで管理する方式です。

子メーターを設置するのにかかる費用は、一般的には、子メーターの設置費用が10,000円~20,000円、そのための工事費用が30,000円~50,000円程度と言われています。
この場合の水道代の基本料金は、1世帯分の支払いとなります。しかし、水道代も電気代と同様に、使用した全体量で1㎥あたりの単価が決まる従量制で計算されるため、二世帯分が合算された量の単価が請求されて割高になります。

例:東京都で、親世帯が20㎥、子世帯が32㎥使用した場合の子世帯の水道料金

メーターを分けた場合
(基本料金)1,170円 +(使用料)32㎥×202円/㎥=7,634円

子メーターを使用した場合(基本料金は折半)
(基本料金)1,170円/2 +(使用料)32㎥×213円/㎥=7,401円

この例では子メーターを設置したほうがお得になります。
ですが、実際には蛇口の取り付け数を増やすと、水道メーターの口径も増やさなければならない場合があります。口径を増やすと基本料金も変わってきますので、水道局や工事業者とよく相談することをお勧めします。

メリット

  • 水道管の引き込み工事が必要ないため、コストダウンになる。
  • 水道料金の基本料金は1世帯分しかかからない

デメリット

  • 子メーターの設置費用はかかる
  • 子メーターの故障や誤計測のリスクがある

子メーターは、親メーターよりも水道管の損傷や水漏れなどの影響を受けやすく、故障や誤計測のリスクが高くなります。水道料金とメーターの表示が一致しているか、など、定期的に点検や検査を行い、故障や誤計測の早期発見に努めることが重要となります。表示が不安定な時は、水道局に連絡しましょう。

水道メーターを分けるにはどこに連絡したらいいの?

水道の確認

水道メーターを分けるには、まず地域の水道事業者を探すことから始まります。水道局や市区町村のホームページや窓口、あるいは現在の水道料金の請求書などで、地域を担当している水道事業者を確認します。
連絡先が分かったら、名前や住所、電話番号といった情報の他、水道メーターの番号や、水道メーターを分割したい理由などを手元に持っておくと、話がスムーズに進むでしょう。
その後、水道事業者の許可を得た上で、水道工事業者に工事を依頼する必要があります。水道工事事業者としての登録がきちんとあるところを選びましょう。

可能であれば、普段から自分たちが使用している1世帯分の水の量と、基本料金および単価を把握しておきましょう。二世帯住宅になったときにどれぐらいの変化があるのか、イメージしやすくなります。

二世帯住宅についてのご相談は

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家を建てる費用はいくらかかる?一戸建て注文住宅に必要な予算や値段を徹底解説!

これから家を建てたい方にとって、
・家を建てる費用はいくらで、予算はどのくらい必要なのか?
その値段でどんな家が建つのか?
などは、必ず気にするポイントですよね。

予算自体は住む場所や建てる会社によって様々ですし、各社いろんな考え方があります。

また、多くの方が銀行でローンを組みますし、
・どのくらい借り入れできるのか?
・頭金はいくら用意すれば良いのか?
なども気になるかと思います。

この記事では、弊社の事例を交えながら、相場感や予算や値段を考える際の注意点について述べていきます。

家の値段とは?

新築のマイホーム1軒を建てるのにかかる費用は下記の内容です。(建てた後のメンテナンス費用はここでは考慮しません。)

・土地代
・建物代
・諸経費

これらの価格を合計し、「家の値段」は決まります。

この金額を支払うために住宅ローンなどをして、「予算」を決めます。

 

予算とは「自己資金+無理なく返済していける借入金額」の合計

多くの住宅会社は、
「総予算=自己資金+総借入可能金額(主に住宅ローン)」
と考えます。
しかし、考え方で進めていくと、様々なデメリットがあり、あまり賛同できません。

今の時代、日本の経済は右肩上がりに成長を続けている訳ではありませんし、人口減少社会です。
仮に、40歳で35年のローンを組んだ場合、75歳まで返済を続ける必要があります。
家を購入するきっかけは人それぞれですが、購入後も生活は続きますし、予知のできない出来事もついて回ります。
そう考えると、家を建てた後に、何かがあっても「生活に支障がない金額」を考えておくことが予算を決める上では必要な考え方です。

つまり、家を建てるための予算は、
総予算=自己資金+無理なく返済していける借入金額
であるべきです。

ここは、非常に重要な考え方になります。

家づくりは「リスクを覚悟して」おこなうべきではなく、「安心して生活ができ、老後の心配もない」という形が望ましい形です。

 

土地の購入にかかる費用

土地の購入には、
・手付金(物件価格の5%~10%)
・購入物件の残代金(物件価格-手付金-住宅ローン借入金)
・購入諸費用(印紙税・仲介手数料の半金)
といった費用がかかります。

肝心な土地の値段は、場所によって様々です。
地域によっても主要な駅から近ければ高くなりますし、郊外へ行くほど安くなります。

 

建物にかかる費用

家づくりの大きな費用は「土地」と「建物」です。
建物は、一概にいくらとは非常に言いづらく、住宅会社によって千差万別です。
参考データとして、床面積に対する土地の費用感を紹介すると、

床面積

建築費(土地代含まず)

全国

129.3m2

3308万円

首都圏

127.2m2

3593万円

近畿圏

130.5m2

3436万円

東海圏

132.0m2

3405万円

相模原地域

120m2

3000万円(当社調べ)

というデータがあります。(※当社調べ)

あくまで平均ですので、細かな数字は住宅会社によって様々です。
例えば、1000万円代で家を建てている会社もありますし、5000万円を超えるような家もあります。

どのような会社を選ぶかは、先に述べた予算感によって変わってきます。
ちなみに、相模原周辺の住宅会社では建物代が3000万円~4000万円ぐらいが相場感です。
このくらいの金額を建物代に見られれば、こだわりの家をきっと建てることができます。

 

関連する費用

家づくりでは、建物本体の工事以外にも、いくつかの工事が発生します。
代表的なものが、外構や庭などのエクステリア費。家具の購入や特殊な内装を行う場合のインテリア費。
これらは、基本的に必要な費用です。

 

解体やリフォームが必要な場合

親などから土地と建物を譲り受ける場合もありますが、その場合は、建物をリフォームするか建て替えて新しくする必要があります。

リフォームを行う場合はリフォーム費用が。建て替えを行う場合は、建築費用のほかに、解体工事費用が必要になる場合もあります。
解体工事費用は、文字通り、建物の期待に関連する費用です。

例えば、足場を組んで建物を解体するための工事費、周囲にホコリや音などの迷惑をかけないためのシート養生費などが発生します。

 

特殊な土地の場合

購入した土地が凄く狭い場所にあったり、高低差のある敷地にあるなど、特殊な形状をしている場合、その土地を家が建てられるように整える造成工事費用が発生します。擁壁(ようへき)と呼ばれる盛り土の側面が崩れ落ちるのを防ぐために築く壁をつくる費用や、整地をするための費用が必要になることもあります。

ただし、そのような土地の場合、相場よりも割安になっていることもあります。
造成を正しく行えば、住めない場所では無く、完成する家も土地の形状を生かした特殊な形になるため、個性的な家になることも多いです。

坂道に建つ建物をイメージしたパース
参考:3月14日~15日「傾斜地を最大限活かした住まい」完成見学会!【終了】

この写真にある家は、実際に坂道を活かして建築した建物です。
坂の上にある表側は平家風の外観。
坂の下にある裏側は、2階建になっています。

 

基礎補強工事関連費用

家を建てる前には、その土地が十分な強度があるかどうか地盤の調査を行います。
地盤調査を行った後、軟弱な土地と判定された場合は、補強工事が必要になります。

地盤の状態により、地表面にセメント系の材料を混ぜ合わせて固める地盤改良工事や、固い地盤に達するまで深く杭を打つ工事などを行います。

 

このような予算が建物を建てるために必要な費用に含まれてきます。

 

諸経費について

家を購入する際に以外と重要であり、かつ、きちんと検討しておくべきなのが諸経費です。
ここは、「多めにとっておく」ことをお勧めします。

諸経費の内容は、
・不動産取得税、印紙税などの税金
・保険
・銀行に支払う手数料
・家電
・家具
・照明器具
などが含まれます。

この金額を予算に考慮しておかないと、家を建てたものの、家具や家電を揃えることができなくなった。となってしまいます。
これらのことを鑑みると、諸経費をおよそ13%~15%として計算することが望ましいです。

ただし、この金額も住宅会社によって様々です。
中には、「諸経費は5%ほど」と考えている会社もあります。
この違いは、提案する側の考え方の違いです。

 

家を建てるために必要な税金関係

登録免許税について

家づくりにあたり、法務局に対して「登記」の申請を行いますが、この時にかかる税金が「登録免許税」です。

登録免許税の計算


家を建てた場合の「所有権保存登記」
住宅ローンを借りた場合の「抵当権設定登記」
などが該当します。

細かな計算は、取得費用によって変動しますが、
固定資産税評価額やローン借入額の概ね、0.1%程です。

仮に「固定資産税評価額:2000万円の家」を「2500万円の住宅ローン」で建てた場合、
・2000万円×0.1%=20,000円
・2500万円×0.1%=25,000円
の合計45,000円が登録免許税となります。

参考:国税庁「登録免許税のあらまし」

印紙税

家づくりにあたり、“建築工事請負契約書”や“金銭消費貸借契約書”を建築会社や銀行と結びます。

これらの契約書を作成する場合に「印紙税」が課せられ、契約書に収入印紙を貼り納付します。

印紙税の計算


契約金額 印紙税額
500万円超1,000万円以下 5,000円
1,000万円超5,000万円以下 10,000円
5,000万円超1億円以下 30,000円

建築工事請負契約書にかかる印紙税の表(一部)

契約金額 印紙税額
500万円超1,000万円以下 10,000円
1,000万円超5,000万円以下 20,000円
5,000万円超1億円以下 60,000円

住宅ローンの金銭消費貸借契約書にかかる印紙税の表(一部)

参考:国税庁「印紙税」

不動産取得税

家を新築するなど、不動産を取得したときに課税されるのが「不動産取得税」です。不動産の価格に、一定の税率をかけて計算します。

不動産取得税


建物や土地に対して、「課税標準額」に税率をかけて計算されます。
「課税標準額」は、固定資産税評価額から控除額を除いて計算されます。

新築住宅の場合、基礎控除額は1200万円ですが、長期優良住宅などに認定された建物には控除の幅が大きくなることがります。

不動産取得税の税率

【原則】
宅地……×4%
住宅……×4%

【軽減措置】
宅地……評価額×1/2×3%
住宅……評価額×3%

参考:SUUMO「不動産取得税――計算方法と、軽減措置の申請まで――」

このほか、親や祖父母から住宅資金を出してもらう場合には、贈与税が発生することがあります。
税金関係については、「軽減措置」が都度発表されているので建てる時にはチェックするようにしてください。

 

ハウスメーカーか工務店か

家づくりの検討を進めていくとこの問題に必ずたどり着きます。
TVCMなどで良く目にし、何となく名前も知っている大手ハウスメーカー 。
名前は知らないけれど、個性的な家やこだわりを持った家を建てている工務店。

どちらで建てるのが良いのか?
理想の住まいを建てるために、多くの方が悩まれています。

 

予算面で知っておくこと

まず、ハウスメーカーと工務店で予算面の違いですが、ハウスメーカーの方が工務店に比べると坪単価は高くなる傾向にあります。
その理由として、1件の受注を受けるためにかけているコストの違いが挙げられます。

例えば、TVCM。
より多くのお客さんに名前を広めるためには、大きなメディアで広告宣伝を行うことが効果的ですが、1回の宣伝に数千万円規模の予算が必要です。
これは、年間数10棟規模の工務店に出せる金額では到底ありません。

また、人件費も必要な予算です。
大手になると数百名が勤務しており、細かく役割が分業され円滑に仕事が回る仕組みができています。
一方で工務店の場合は、営業が設計を兼務していたり、お客様対応を兼務していることもあり、数十人規模の会社がほとんどです。

では、ハウスメーカーはこのようなコストをどこから得ているかというと、皆さんの建てる家の予算の中に自ずと含まれることになります。
その結果、坪単価が上がりやすくなり、結果的に予算面では工務店の方が安いことが多くなります。

 

1つの強みに特化している工務店と何でもできるハウスメーカー

工務店のメリットであり、デメリットでもあるのが「1つの強み」に特化している会社が多いことも挙げられます。
ハウスメーカーに相談にいくと、おそらく「できない」と断られることは無いと思いますが、工務店の場合「出来ること」と「出来ないこと」が明確にわかれます。

例えば、弊社の場合は、「健康に悪影響を与える材料は使わない」という強みがあります。
これを無視して、「安くしたいからこの材料を使って欲しい」という相談にはお答えできません。

ですので、工務店で家を建てる場合、その会社が強みとしていることが「理想としている暮らし」にマッチしているか?をチェックしてください。

 

世代ごとの資金計画の実例

これまで弊社で提案した「40代会社員の方」がどのような資金計画を立てられたか紹介していきます。

40代・Aさんの場合

家族構成
・夫(42歳 会社員) 年収700万円
・妻(39歳 パート) 年収100万円
・長男(12歳)
・長女(9歳)
自己資金1000万円

相談内容

家と土地で4000万円の物件を自己資金1000万円、35年返済で購入しようと考えている。
返済期間中に退職を迎えてしまうためできれば返済期間を少し短くしたい。

提案と資金繰り

返済期間を短くする方法として、「繰り上げ返済」を提案

具体的な方法として、
①自己資金割合を増やし
②借入金額を減らし
③返済割合を減らすことで
④繰り上げ返済分への割り振りを増やす
といったことを提案しました。

自己資金を増やす方法としては、可能であればご両親からの援助が最適です。
もし、無理であれば、購入予定の土地や建物の計画を見直すことをお勧めしました。

このケースでは、借入金額が3000万円なので、もし、300~500万円ほど抑えることができれば、返済計画にも余裕が生まれることでしょう。

 

予算については、専門家へ相談することもオススメします

借入やローンを組むときに、収入と自己資金の割合や返済方法について「ファイナンシャルプランナー」という職業の方にご相談されることもオススメします。
目の前の資金計画だけでなく、将来的なライフプラン計画をたて、そのために必要な計画を建てる手助けをしてくれる方です。

建築をお願いする住宅会社よっては、信頼のおけるファイナンシャルプランナーを紹介してくれる会社もあるので、予算について悩まれれば一度相談するのもよいかもしれません。

 

まとめ

ここまでも述べてきましたが、家を建てる値段や予算については本当に各社様々です。
同じような土地、同じような間取りでも、使っている素材や性能によって建物の金額は大きく変わります。

予算についても、「返済計画まで考えた余裕を持って提案する会社」や「建物を立派にすることを提案する会社」など、どこまで考えるか方針が各社違います。
中には、営業マンによっても話すことが違う場合もあるかもしれません。

間違ってはいけないことは、家を建てることは「建てたあとの暮らし」のためだということです。これから家を建てる方は、この考えと視点をもって住宅会社に相談してください。

何を大切にすべきかが、相談しながらきっと見えてくると思いますし、予算の使い方も最適なものが見つかるでしょう。

住宅に必要な「耐震性能」を徹底解説!耐震等級って?どんな工法が強い?

家づくりを進める時に、必ず意識してもらいたいのが「耐震性能」 です。

言わずもなが、日本は地震大国です。
今後、30年以内に、M8.0の東海地震が88パーセント、M8.1の東南海地震が70パーセント、M8.4の南海地震が60パーセントという高い確率で発生すると専門家は指摘しています。

参考:大地震の発生率(ウェザーニュース )

これから家づくりを行う方は、「大きな地震がくる」ということを前提において家を検討していかなければなりません。

耐震性能は、建てたあとでは用意に変えることができない

そして、最も大切なことは、耐震性能だけは「家を建てたあとでは用意に変えることができない」ものなのです。

耐震性能が高いか低いかは、家を建てる前の地盤や基礎づくりに関わってきます。
家の一番始めに作る箇所が耐震性能と密接に関わってくるのです。

住宅会社を検討していく時、つまり家づくりを始める前に考えていないと、いざスタートしてからでは遅いのです。

法律で定められている耐震等級

一般住宅にも法律上の耐震性能について求められる基準が定められております。

「耐震等級」と呼ばれるものです。

耐震等級は、地震に対する建物の強度を示す指標とされています。
建物の耐震性能によってランクが3段階に分かれており、その数字が大きければ大きいほど、建物の耐震性能が高いことを表します。
地震に対する構造躯体の倒壊・崩壊等のしにくさを表示したものです。

「耐震等級1」とは?

「耐震等級1」は、建築基準法で定められた、建物に備わっているべき最低限の耐震性能を満たしていることを示すものです。
震度6強から7に相当する大地震に耐えうる強度を持つように構造計算されています。

耐震等級1であれば、震度5程度の、数十年に一度の頻度で発生する地震に際しては、建物の損傷防止に効果があるとされています。
ただし、実際に生じた地震の性質によって震度も変わってくるため、あくまでひとつの目安として考えるべきです。

「耐震等級2」とは?

耐震等級2は、上で示した耐震等級1の1.25倍の倍率の耐震強度があることを示しています。
「長期優良住宅」として認定されるには、耐震等級2以上の強度を持たねばなりません。

災害時の避難場所として指定される学校や病院・警察などの公共施設は、必ず耐震等級2以上の強度を持つことが定められています。

「耐震等級3」とは?

耐震等級3は、耐震等級1の1.5倍の耐震強度があることを示しています。
住宅性能表示制度で定められた耐震性の中でも最も高いレベルであり、災害時の救護活動・災害復興の拠点となる消防署・警察署などは、その多くが耐震等級3で建設されています。

「耐震等級3」は安全なのか?

耐震等級を見ると「耐震等級3」は、1度の地震では倒壊しないレベルの建物であると考えられます。
実際に、一般住宅でも耐震等級2や3の基準を持った住宅は増えており、木造住宅でも地震に強い家は出てきています。

ただし、この耐震等級には落とし穴があります。
法律で定められている基準は、「1回の地震」に対して耐えられる強度であればクリアでき、複数回の地震は想定されておりません。

2011年に発生した東日本大震災。
10年以上たった今でも余波と思われる地震が発生しており、時には震度5や6といった強い地震も観測されています。
耐震等級が高いからといって、それだけで地震に強い家だと安心することはできないのです。

「地震に強い家」に重要な「基礎構造」

基礎の工事にはコンクリートを用いますが、コンクリートには「圧縮にはともて強いものの、引っ張りに弱い」という特徴があります。
地震などで、下から突き上げの力が働くと上部に強いストレスがかかって割れてしまいます。

そのようなコンクリートのデメリットを解消するために鉄筋を入れますが、1本の鉄筋だけではカバーしきれません。
そこで、地震に強い家かどうかを見極める時に、鉄筋の入り方をチェックします。

基礎が強いのは、鉄筋が2本入っている「ダブル鉄筋」と呼ばれる工法です。

ダブル鉄筋で建てられている建物で有名なものは、ガソリンスタンドです。
ガソリンスタンドが地震に強いことは有名で、阪神大震災の時も、東日本大震災の時も、倒壊したガソリンスタンドは、ほとんどありませんでした。

基礎は「ベタ基礎」がオススメ

ベタ基礎は、 一枚の大きなコンクリートの板の上に建物が載ることで、 地盤に対し家自体の荷重を均等にかけることができます。 そのため、不同沈下の心配も少なくなります。

外壁も耐震性能に影響を与える

家の外壁も耐震性能に影響を与えます。

下記の図をご覧ください。

一般的な筋交い工法の場合、外からの大きな力が加わった場合、ねじれが発生します。
これが、ねじれの力が基礎を痛めたり、建物の倒壊に繋がる危険を与えます。

それを防ぐためには、外壁を「面」で支えるようにすれば解消できます。
この工法を「木造軸組みパネル工法」と呼びます。

外壁は軽い方が地震の被害は抑えられる

外壁の重さや弾性も耐震性能に影響を与えます。

低コスト住宅でよく使われる「金属サイディング」ですが、これは地震に強いか弱いかという点で見ると、地震に弱い素材です。
その理由は重さ。
重量のあるサイディングは、地震発生時に家に負荷をかけ外壁のひび割れを引き起こします。

まとめ

地震に強い家を建てるために必要な耐震等級についての基礎知識についてまとめていきました。
耐震等級についてや工法についての知識をつけて、家づくりを進める時の参考にしてくださいね。

何度も言いますが、耐震性能に関しては家を建ててからでは変えることができません。
かつ、今後、高い確率で大きな地震が発生することが予測されています。

コストとのバランスも必要になりますが、万が一の災害にも命を守れる家に住むために、ある程度予算をかけても良い場所です。
家づくりを進める住宅会社さんにも相談をしながら、考えてみてください。

参考:0宣言の家の基本性能について

注文住宅の土地探しで失敗しないために!コツ・ポイント・基礎知識を解説!

住宅を購入する際に、必ず必要となってくる『土地』。
すでに土地をお持ちの方や、ご家族から譲り受けられる方を除くと、すべての方が今後生活をしていく「土地」を決めなければなりません。

その重要な土地探しに、もし失敗してしまったらと考えると、慎重になることでしょう。
土地は一度決めてしまってからでは、その土地を動かすこともできないし、形を変えることもできません。
周りに家が建ったり、商業施設が出来たりと環境が変化することはありますが、土地自体の広さや地盤は大きく変わらないものです。

しかし、0から土地探しを行った方へ聞いてみると、「土地探しに十分に満足し、成功した」と思っている住宅購入者が驚くほど少ないという事実をご存知でしょうか?
実際に私たちも土地探しの方法をお伝えするセミナーを定期的に開催していますが、参加される方からは「土地探しに失敗したく無い」という強い想いを感じます。

参考:過去開催のセミナー「失敗しない土地探し」

では、失敗しない土地探しをするために、必要なものとは一体なんなのか。
そのポイントをいくつかお伝えしていきたいと思います。

 

土地探しを始める前に知っておくべき3つの前提条件

土地探しを具体的に始める前に、是非、頭に入れておいていただきたいことが3つあります。

1つ目は、「土地に『良い』も『悪い』もない」ということ。
2つ目は、「『建物』と『土地』はセットで考えた方が良い」ということ。
3つ目は、「『資金計画』から、まずは始める」ということ。

この3つの前提を知っておくと、土地探しがグッと楽になります。
それぞれお伝えしていきます。

土地を探す時は、3つの前提条件を知っておいてください。
理想の土地に出会いやすくなります!

 

1.土地に『良い』も『悪い』もない

良い土地を見つけたいというお話を良く聞きますが、実は土地自体には『良い』も『悪い』もありません。

土地を探す時は、土地の広さ・形・日当たり・場所などを考えて決めていきますが、多くの人が「ここが良い!」と思う土地は多くありません。
また、もし、見つかっても中々手に入りません。

なぜなら、「人気が高い」からです。
土地の価格というのは、一般的には路線価と面積、そして地面の状況などによって決まると言われています。
そして、好立地な土地ほど『人気』が高く、欲しがる人が多ければ多いほど、土地の価格は高くなります。

つまり、良い条件をすべて満たしている土地であれば、大半の方が欲しがります。
結果、非常に高い土地となり、予算の多くを占めてしまう可能性があります。

土地にこだわったばかりに、家自体にかけられる予算が減ってしまった。。なんて話も聞きます。
もしくは、予定より多くの住宅ローンを組むことになり、日々の生活が苦しくなるかもしれません。

土地の条件やだけを見て家づくりを進めるのは危険です。
土地ありきで進めてしまうと、家を建てたあとに「思っていたのと違った」となり、結果的に失敗したな。と感じてしまうのです。

 

2.建物と土地をセットで考える

そこで、大切なのが、土地と建物をセットで考えることです。

一例ですが、日当たりや広さなどの土地自体は条件が悪く見えても、家の設計を工夫すれば、解決できることも多々あります。

・日当たりが悪くても、中庭を作り、家の中に日が入るように設計を工夫する。
・高低差のある土地であっても設計次第では、その高低差をうまく活かして、平な土地では決してできないような個性的なプランが可能です。

つまり、土地自体は設計次第で良くも悪くもなるのです。
どのような建物にするのか、それを決めながら土地を探すと、条件は悪くとも理想的な土地に出会える可能性が増えていきます。

土地の向きや形は設計の工夫で解決できます!
建物と合わせて考えるようにしてください。

 

3.まずは資金計画から

そして、土地と建物を決めて行く際に重要なことが『資金計画』です。

土地探しにおけるよくある失敗事例として、土地にお金を掛けすぎてしまったという話を多々聞きます。
条件は良いが高額な土地を購入してしまい、建物の予算を削ったことで、本来思い描いていた暮らしが実現出来なかった。というケースです。

さらに、土地購入時には、不動産情報に載っている価格以外に、必要なお金もあります。
これらをしっかりと把握して土地を購入しないと、その分のしわ寄せが建物自体やその後の生活に圧し掛かってくることになります。

まずは、資金計画を建てましょう。
資金計画も土地と建物それぞれである程度の幅を持たせておき、どのくらいならどんな家が建てられそうか?どこを優先にして決めていくか?を考えておくことが大切です。

土地を探し始める前に、資金計画を建てることが大切です。
建物と土地のバランスを見て、土地にかける予算を決めておきましょう。

 

ここまで、土地探しの前提として知っておいてもらいたい3つのことをお話ししていきました。
次に、「土地探しのよくある6つの勘違い」について説明していきます。

 

土地探しで勘違いしがちな6つのこと

このお話はセミナーでも良くお伝えするのですが、土地探しで「当たり前」と思われている土地探しでも、実は、「間違った情報」であることが少なくありません。

それが次にあげる6つの勘違いです。

・その1:家づくりは土地探しから始まる
・その2:雑誌やネットに載っている金額だけで土地が買える
・その3:土地は広いほど良い
・その4:いきなり不動産屋さんに土地探しを依頼してしまう
・その5:南道路の土地が一番良い
・その6:土地は形が良い方が家が建てやすい

このような思い込みをしていませんか?
もし、共感するものがあれば、次の項目を読んで考え方を変えてみてください。

セミナーでも良くお話する内容です。
このような勘違いをされている方はたくさんおられます。

勘違いその1:家づくりは土地探しから始まる

まず1つ目の勘違いは、家を建てたいと思ったらまず土地を探してしまうということです。いきなり土地を探してしまった場合、かなり高い確率で土地に予算を使い過ぎてしまいます。

つまり、予算的に買ってはいけないような土地を買ってしまいやすくなるということですね。
いきなり土地探しから始めるのではなく、まずあなた自身にとってのベストな土地予算について正確に把握することから始めなくてはいけません。

そのために重要なことが先に揚げた3つの前提です。
特に、資金計画を持っているかどうか。これは、家づくりを行う上で非常に重要となります。
資金計画についてわからないことがある方は、こちらの記事で家づくりにかかる予算について解説しているので参考にしてください。

関連記事:家づくりにかかる費用はいくら?家を建てるために必要な予算について徹底解説!

 

勘違いその2:雑誌やネットに載っている金額だけで土地が買える

これも多くの方がそう思い込んでしまっていますが、表示金額だけで土地が手に入るわけはありません。

土地を買おうと思えば、不動産屋さんに支払う仲介手数料がいったり・・
土地の所有権を移してもらうための登記費用がいったり・・
土地代を銀行から借入する場合、土地に担保設定するための登記費用がいったり・・
隣との境界費用がいったり・・

とその他にも様々な経費が掛かってくることになります。
ですから、土地代以外の費用が別途で掛かってくるという現実を、しっかりと頭に入れておくようにしなければいけません。

土地の価格とは、表示価格だけではありません。
手数料なども含まれます。

勘違いその3:土地は広いほど良い

確かに、せっかく家を建てるのであれば、広い土地にしたいという気持はよく分かります。

広々とした庭で、のんびりと過ごしたい!
子供たちをのびのびと遊ばせてやりたい!

という夢は、誰もがお持ちでしょう。

しかし、現実的に考えてみてください・・・
その庭に生えてくる草は一体誰が抜くのでしょうか?
容赦なく延びていく木の手入れは一体誰がするのでしょうか?
その範囲が広くなればなるほど、手入れはさらに大変なものになってしまいます。

また、広い土地を買えば、そもそも庭の工事費用も、それに連動して高くなってしまいます。これから一生払い続ける固定資産税も、割高になってしまうことになります。
200㎡(=約60坪)までと、それを超える部分では、驚くほど税金の金額が違ってくることになります。

固定資産税 都市計画税
1戸あたり200㎡までの部分(小規模住宅用地) 課税標準額=評価額×1/6 課税標準額=評価額×1/3
1戸あたり200㎡を超える部分(一般住宅用地) 課税標準額=評価額×1/3 課税標準額=評価額×2/3

上図のように、土地の面積が200㎡を超えると税金が加算されます。

 

ですから、土地は必要最小限の広さにしておくことがオススメです。

そして、あなたにとって必要最小限の広さを知るために、あなたがどんな家を建てたいのか?を土地探しをする前にある程度明確にしておく必要があります。

 

勘違いその4:いきなり不動産屋さんに土地探しを依頼してしまう

土地探しをする時には、いきなり不動産屋さんに相談に行くのではなく、まずあなたにとっての土地予算を把握するようにしなければいけません。
そして、あなたが土地に費やせそうな予算の幅をしっかり把握した後、不動産屋さんに相談するようにすべきです。

予算が曖昧なままお願いしてしまうと、あなたが探しているエリアで、誰もが気に入りそうな高い土地からすすめられることになります。
そのような土地は確実に高い価格設定になっていますし、競争も高いため、即決を求められます。

ですから、絶対にその順番だけは間違えないようにしていただければと思います。

不動産会社へ相談する時は、必ず予算の幅を決めておいてください。

勘違いその5:南道路の土地が一番良い

これは、実に多くの方が勘違いしてしまっていることです。
確かに、南に向いていると日当たりは抜群に良いです。

日当たりが良いということは、直射日光がたくさん当たるということなのですが、直射日光がたくさん当たる所に大きな窓をたくさんつくってしまうと、そこは同時に丸見えにもなってしまうということにも繋がります。
となると、居心地は悪くなってしまいますよね?
そして、カーテンを閉め切ってしまうことになり、家の中が薄暗くなってしまいます。

さらに、北に配置されがちなキッチンや洗面などの水回りに日が全く当たらなくなってしまいやすいのも、この南道路の隠れたデメリットです。

その結果、ジメジメするのと寒いのが嫌な場所なのがこの水回りなのに、その想いに反して寒くてジメジメした空間になってしまうことになります。
また、直射日光はコントロール出来ないため、そこだけやたら暑くなり過ぎたり、光のせいでテレビが見にくくなってしまうのも、実際暮らし出してから気付く困った点です。

このように、土地代も割高な上に、家にも余分なお金がかかりやすいのが、南道路の土地に隠された意外な事実です。

ですから、土地探しをする時には、南道路にこだわる必要は一切ありませんし、むしろ南道路以外の土地の方が、値段は安く設定されています。
値引き交渉もしやすいですし、実際は、暮らしやすいということも良くあります。

 

勘違いその6:形が良い方が家が建てやすい

何も建っていない状態の土地を見ただけで、その土地が良い土地かどうかを判断することは極めて難しいことです。
また、土地は表示の広さよりも狭く感じてしまうものなので、どうしても形が良く、より広い土地を求めてしまうようになります。

ですが、広い土地を買おうとすれば、その分土地価格も高くなりますし、南道路だったり形が良い土地を買おうと思えば、その分割高な単価で買わざるを得ません。

ですので、土地選びをする際には、形や広さにこだわらないようにすることが大切です。
注文住宅の良い所は、どんな土地でもそれに合わせて間取りや外観の設計が出来るところです。それどころか、形が悪い土地の方がむしろ設計しやすかったり、より暮らしやすい間取りづくりが出来やすかったりします。

一見すると家が建てづらそうな傾斜地でも上手く使うと個性的な家を建てられます。

また、一見条件が悪そうな土地は、そもそも価格設定が安くなされているし、さらにそこから値引きしてもらいやすかったりするので、家づくりの総コストが抑えられることにつながるというメリットを持っています。

つまり、暮らしやすい家を予算を抑えながら建てられる可能性がグンと高くなります。

 

いかがでしたか?

・その1:家づくりは土地探しから始まる
・その2:雑誌やネットに載っている金額だけで土地が買える
・その3:土地は広いほど良い
・その4:いきなり不動産屋さんに土地探しを依頼してしまう
・その5:南道路の土地が一番良い
・その6:土地は形が良い方が家が建てやすい

もしも、このような認識を持っていれば、決して、そこに捕われる必要は無い!と強くお伝えさせてもらいます。
このような条件を緩くすることで、思っているよりも土地探しはやりやすくなりますよ。

 

土地探しの基本知識

最後に、土地探しを進めるうえで知っておいた方が良い基本的な知識をまとまめます。

まず、土地は、新しくつくられた分譲地と、昔から存在していた土地の2つに分かれ、それぞれメリット・デメリットがあります。

 

そして、新しくつくられた分譲地は、

・隣との境界が明確になっている
・道路の所有者が市町村である
・排水先が確実にある
・水道も敷地内に引き込まれているなど、

など、家を建てるために必要な要素が全て解決されているというメリットがあります。整備されている反面、価格は高めに設定されていることが多いです。

 

昔から存在している土地のメリットは、
価格が安く設定されていることが多く、価格交渉もしやすい点です。
場所によっては、非常に安く土地を購入出来ることもあります。

また、すぐに売れる心配も少ないので、その土地に合わせて間取りや外観を設計したり、さらには見積りを取った上でその土地を買うかどうかを決めることが出来ます。

一方で、価格そのものは安いものの、境界が不明確だったり、水道が来ていなかったり、排水先に問題があったりと、生活を行う上で問題を抱えている場合があります。
そして、それを整備するために、土地代以外の費用がかかってしまうこともあります。

どちらが良いか悪いかは一概には言えませんが、見つかった土地にもメリット・デメリットがあることは、基本知識として理解しておいた方が良いでしょう。

新しい分譲地 昔からある土地
メリット 隣との境界が明確
道路の所有者が市町村
排水先が確実にある
水道も敷地内に引き込まれている
価格が安く設定されていることが多い
価格交渉もしやすい
デメリット 価格は高め 水道や境界線など、整備が必要な場合がある。

メリット・デメリットのまとめ

まとめ

いかがでしたか?
土地探しについて、知っておいた方が良い知識をまとめていきました。
ここに記載した内容に気をつけてもらえれば、「良いかも」と思えるハードルはかなり下がると思います。

まずは、勉強と思ってじっくりと読んで見てくださいね。

最後までご覧いただきありがとうございました。
もしも、土地探しについてわからないことや、もっと詳しく知りたいという方は、お気軽にご相談ください。

オンラインで無料の相談会を開催していますので、お申し込みいただければ30分ほどで土地の探し方について、お話させていただきます。

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平屋の建設のポイントとお洒落な家を建てるコツ|平屋に住みたい人は要チェック!

憧れのマイホームは、自分のこだわりを実現させ、素敵なものにしたい。
特に最近は、将来のことまで考えバリアフリーの平屋住宅を選ぶ人も増えてきています。

そこで、
平屋住宅ならではの注意点とは何か?
どうすればお洒落な家になるのか?
ポイントをいくつか紹介していきたいと思います。

 

平屋住宅で外観をお洒落にするためのポイント

平屋住宅でおしゃれな外観にするためには、これから紹介する3つのポイントを理解しておくことが大切です。

1つ目は、外壁の色です。
外壁の色は家の印象を大きく左右するため、色選びは慎重に行いましょう。
例えば、ホワイトカラーやアイボリーカラーにすれば家に清潔感があふれて明るい印象になり、ダークトーンにすればモダンな雰囲気が出てスタイリッシュな印象になります。

2つ目は、外壁材にこだわることです。
外壁の色だけでなく、外壁材の質感によっても家の印象は変わります。
色調やデザインを優先したければ窯業系(ようぎょうけい)サイディングボードにし、シャープな雰囲気を演出したければ金属系サイディングボードにするなど、自分のつくりたい家のイメージによって外壁材を変えましょう。

3つ目は屋根です。
屋根を選ぶ際には、外壁の質感と合わせるとよりスタイリッシュな外観にできるでしょう。
また、形も1枚の屋根が傾いている片流れ屋根や、傾きがなく家が四角に見える陸屋根があります。
実用性の高さを重視するなら片流れ屋根を、開放感を味わいたいなら陸屋根を選ぶと良いでしょう。

平屋住宅の注意しておきたいポイントとは?

この2つのポイントに注意して、おしゃれな外観づくりをしましょう。

1つ目は、窓やドアのデザインです。
壁や屋根はご主人、ドアや窓は奥様と、ご夫婦で外観をわけてデザインした場合、目指す外観の系統は一緒であっても、色や質感が馴染まない場合があります。
特に、目立つデザインのドアや窓を選ぶ際は、全体のバランスを意識すると良いでしょう。

2つ目は、庭のデザインを意識することです。
平屋住宅では、開放感あふれるテラスやウッドデッキを設置する方が多いと思います。
その際には、樹木が成長したときに困らないか、家全体のバランスが美しくなるかなど、庭のデザインも忘れないようにしましょう。

 

平屋に中庭を設置するメリット

次に中庭についてです。
平屋に中庭を設置するメリットや、中庭が合う人の条件を3つ紹介します。

1つ目は、採光性が良くなる点です。
太陽の光が窓を通して家の中に入るため、日中は照明に頼らなくても明るさを確保できます。
全ての部屋に中庭が面する間取りにしておくと、家全体を明るく保てるでしょう。

2つ目は、通風が良くなる点です。
中庭に面した窓やサッシを開けると、自然の空気を取り込めます。
これは、中庭があたためられることで、小さな上昇気流が発生するためです。

部屋の空気が上昇気流に引っ張られて外へ出る代わりに、新しい空気が部屋の中に入ってくるでしょう。
外からの視線が気になり、窓を開けるのをためらう人がいますが、中庭に面していれば外から見られる心配はありません。

3つ目は、開放感がある点です。
中庭を設置すると、開放感があり、家全体がおしゃれな雰囲気に仕上がります。
外観の印象も良くなり、外の空気を感じられるのもメリットと言えるでしょう。

 

他と差をつけるおしゃれな平屋にする方法

平屋のメリットを知ってもらいましたが、家の設計に取り入れることでさらに良くなる設備を紹介します。

1つ目はウッドデッキです。
広い庭と家をつなぐウッドデッキを設置することで、家族全員で一緒に食事したりコミュニケーションをとったりできるきっかけにもなるでしょう。

2つ目はサンルーフです。
平屋は2階がないので、サンルーフを設置しやすいでしょう。
この特徴を生かして光をたくさん取り込むことで、明るい印象を持たせられます。

3つ目は勾配天井です。
こちらも2階がなく天井の形に自由度が生まれるので、天井を高くして勾配を設けることで開放的な空間を演出できるでしょう。

4つ目は屋根の形を好きな形にしやすいことです。
一般的な山のような形も可能ですが、屋根の傾斜が一定の片流れ屋根も選べます。
また、外観にモダンなものを取り込むことにより、近代的なイメージに仕上がるでしょう。

 

まとめ

今回は平屋のメリットと平屋をさらにおしゃれにするポイントを紹介しました。
平屋の特徴を生かすことで、おしゃれな家を建てられます。
皆さんも紹介した設備を取り入れてみてはいかがでしょうか。

平屋住宅の外観をデザインする際に、参考にしていただければ幸いです。

家づくりを検討している方へ!後悔しない家づくりをするために必要なこと

家づくりは、一生に一度の体験。
何の不安も無い!という方の方が少数。
大半の方は、不安を抱えています。

・お願いする会社は本当にここで良いのかな?
・こんな設計で良いのだろうか。
・もっと、良い建て方があるんじゃないかな。

などなど、決して安いものでは無いだけに、悩むことも多いです。
確かに、家づくりは「人生三大出費」と呼ばれるほど、
大きな出費の一つです。

家づくりで失敗したくない!!と、強い想いをもって進める時に、どのような点を注意しないといけないのか?
詳しく説明していきます。

家を建てるにはどのくらいの期間が必要?

一般的に住宅の建設にかかる期間は、約1年必要であると言われています。
もちろん建てる家の規模や工事中に起こるトラブルの有無にもよりますが、基本的には1年程の期間を軸にプランニングをしていきましょう。

完成までの手続きを短くするためにできることとしては、住宅会社に依頼する前に自分たちの理想の住宅像を具体的にすることです。
また、住宅会社とイメージ共有をする際に、言語化できることも重要です。
お客様のイメージを担当が短い時間で正確に理解できれば、話し合いがスムーズに進み、結果的に完成までの期間を短くできます。

このように住宅を建てる際には、事前に細かくプランニングすることが非常に大切です。

それぞれの工程に必要な期間

一般的に住宅の完成までにかかる期間は、1年程だと紹介しました。
この1年という期間を細分化して、それぞれの工程にかかる期間の目安を紹介すると以下のようになります。

・住宅の内容と業者選びのプランニング(1カ月から3カ月)
・業者の決定、契約と土地探し、住宅ローン(3カ月から半年)
・工事(3カ月から半年)
・完成(約1カ月)

基本的には、このような期間でそれぞれの工程が進められます。
ただし、土地探しや住宅ローン、工事に関してはイレギュラーなことが起こる可能性もあるので、最初のプランニングの時点で時間をかけて、細かな箇所まで決めておくことをおすすめします。

このように、それぞれの工程にかかる期間に分けて、自分がするべきことを可視化して計画的に完成までの手続きを済ませていきましょう。

 

住宅を建てる際に一番大事なことは・・

自分や家族の理想の住宅を実現するためには、意識するべき大切なことがあります。
その中でも一番気をつけるべきことは、コミュニケーションを取ることです。
理想の住宅を実現するためには、何度も細かくコミュニケーションを取ることが非常に重要なので意識してください。

具体的には、どのような住宅を建てたいのかについて家族や親族の方とのコミュニケーションをとることが重要です。

もし、十分に話し合う機会を持たずに手続きを進めてしまうと、個人の理想だけが詰まった住宅になってしまい、その他の方にとっては住みにくい住宅になる可能性があります。
理想の住宅を作るためには、全員のライフスタイルを考慮し、ニーズをくみ取ることが必要不可欠です。

家族の方との話し合いと同様に、住宅会社とのコミュニケーションを取る場を持つことも非常に重要です。
家族と話し合って出した理想の住宅像を形にするためには、そのイメージを住宅会社にきちんと伝える必要があります。

自分たちの持っているイメージを住宅会社の方と共有できなければ、イメージ通りの住宅を実現するのは難しくなるので注意してください。

その他にも

話し合いの機会をたくさん持つこと以外にも、大事なことはあります。
家づくりでは時間をかけて計画的にプランニングした方が、完成後に後悔しない結果につながると言われています。

このことを踏まえると、1年という短いスパンで考えるのではなく、3年や4年というように長いスパンで計画していくのが良いでしょう。

長いスパンで考えているのならば、話し合いの機会を十分に持てますし、モデルハウスの見学に行ったり、家づくりの勉強をしたりもできます。
このようにコツコツと準備していくことが、理想の住宅を実現する方法だと言えます。

なぜプランニングが大切なのか?

住宅を建てるためには、長期間に及ぶ大規模な工事が必要です。
そのような大規模な工事だからこそ、さまざまなハプニングやイレギュラーが起こる可能性があります。

大規模な工事では、それだけ多くの工程が必要になり、リスクが発生する可能性も高くなります。
そのリスクを少しでも減らすためには、十分に話し合う機会を設けて、具体的にプランニングする必要があるのです。

そのため、完成後に自分たちが満足できる住宅を実現するためには、時間をかけずに漠然と決めてしまうのではなく、しっかりと時間をかけて手続きを進めていくようにしましょう。
プランニングの重要さを意識しておくだけで、理想の住宅に一歩近づくはずです。

プランニングをする際に気をつけるポイント

実際にプランニングをするときには、気をつけるポイントがあります。
住宅を建てようとお考えの方は、これから紹介することを軸にして話し合いを進めてください。

1つ目は、自分たちの将来のライフスタイルを考えることです。
住宅を新しく建てるのであれば、その家でこれから長い間暮らすことになりますよね。
これから先も問題なく住める、自分たちにとって住みやすい住宅を目指すためには、将来のライフスタイルを考慮して住宅の設計をする必要があります。

理想だけに目を向けてデザインや設計をすると、不便に感じることが出てくるので、長いスパンで考えていくようにしましょう。

2つ目は、家族や親族の意見をしっかりと聞くことです。
これから一緒に暮らす人たちの意見を取り入れることは、全員の理想の住宅を実現するために必要不可欠です。
特定の人たちだけで進めてしまうのではなく、しっかりと一人ひとりの意見を取り入れてプランニングをしてください。

 

後悔したという具体例

「家づくりの失敗ランキング」をご存知ですか?

日本住医学研究会という研究機関が取得しているデータの中で、「家を建ててから失敗した」と回答した人に対して、後悔している理由を聞いたものです。

そのランキングの結果は、
(1)展示場で家を決めてしまい、実際に住んだ家を見ていなかった
(2)CM だけで業者を決めてしまった
(3)健康住宅を選んだが、体調不良・ シックハウスになってしまった
(4)外壁・内装メンテナンス費用が高い
(5)家の性能で、健康状態や免疫力が変わることを知らずに建ててしまった
(6)リフォームを業者の提案に任せたら 何度も修理が必要になった
というものでした。

家という空間は、1日の大半を過ごす場所です。
特に昨今は在宅ワークも進み、住環境をいかに快適な空間にしていくか?が大きなテーマとなっています。

 

他には、開放的で明るい空間のために取り付ける大窓の問題もよく挙げられます。
大窓を取り付けると、日差しが家の中まで入ってくるので明るさを実現できますが、この光がまぶしすぎるという問題が起こることがあります。

さらに、「日が当たる方はとても暑いけれど、当たらない方は寒い。」というように温度調整が困難となり、悩みの種となることもあります。
このようなことを起こさないためにも、大窓を取り付ける前に家の土地柄などについて詳しく理解しておくことが重要です。

後悔しないために重要なこととは

紹介したこと以外にも、住宅を建ててから気づくことはたくさんあります。
完成後に後悔することなく、理想の住宅を実現するために重要なことは、プランニングをする際に完成後のイメージを持って具体的に計画することです。

工事が終わってからでは取り返しがつかない可能性が高いので、工事が始まる前に十分にプランニングしましょう。

プランニングには、インターネットでの情報収集に加えて、モデルハウスの見学なども効果的です。
住宅の外見だけではなく、自分のライフスタイルを照らし合わせて、考えるようにしてください。

まとめ

今回は、新しく住宅を建てることを検討している方へ向けて、後悔しないためにすべき注意点を紹介しました。
ここであげたような家づくりの流れや注意点を参考に、後悔しない家づくりを進めてくださいね。

災害に強い家づくりを考える|建築時の注意点と建ててからの備えやメンテナンス

地震や台風、大雨などの自然災害による被害が増える昨今。
日本での家づくりを考える上では、災害といかに付き合っていくか?は、マイホームを建てる時に不可欠な検討すべき視点です。

これから家を建てる方にとって「防災」を意識し災害によるリスクを考慮した上で家づくりを考えていくことは、家族で考えるテーマになることでしょう。

そこで、住宅会社の目線からみる「災害に強い家づくり」とはどのような家なのか?
家づくりのプロの目線から考えていきたいと思います。

災害に強い家とは?

マイホームを建てるなら災害へのリスクも考慮して建てておきたいところ。
ですが、実際に検討する時には何に気をつければ良いのかいざ、考えてみないとわからないことも多いことでしょう。

防災はどこまで行っても「万が一への備え」です。ややもすれば過剰な備えだと考えられることもあります。
しかし、災害に合う確率を0にすることは出来ませんし、どれだけ万全な対策をとっていても被災してしまうことはあり得ます。

万が一、被災した場合に備えて、家のことを考えるかは、実は防災の重要な視点なのです。

地震への備えは基礎の構造が重要

地震に強い家にするためには、基礎の構造について考える必要があります。

 

近年、地震による大きな被害があった、東日本大震災・阪神淡路大震災・新潟中越地震による、倒壊・半壊した建物と、そうでない建物を比べると、基礎の構造に決定的な違いがあったことが判明しています。

平成7年の阪神・淡路大震災においては、周辺の建物が倒壊や焼失するなか、ガソリンスタンドが街区の延焼を食い止めるといった現象が数多く見られ、ガソリンスタンドの安全性の高さが注目されました。

また、平成16年に発生した新潟県中越地震の際にも、ガソリンスタンドの被害は軽微に留まり、地域住民のために石油製品の供給に努める事が出来ました。

 

このようなガソリンスタンドの持つ設備、機能が災害時にも最大活用できるよう、各県石油組合では、各自治体と協力協定を結ぶところが増えています。

 

では、ガソリンスタンドの持つ基礎構造とは、どのような性能なのか?
以下のような仕様になっています。

主筋と言われる鉄筋の口径は【D13】という大きさのものを、コンクリート内に上下ダブルで配筋し、そのピッチは【@250】、つまり250mm間隔で配筋されています。

一般的な住宅のベタ基礎仕様(大手ハウスメーカー等)は、主に【D10】という口径の大きさの鉄筋を、コンクリート内に1列だけ配筋し、そのピッチは300mm間隔の構造が一般的です。

主筋の太さ
(鉄筋の量)
ベースの厚み
(コンクリートの量)
配筋間隔
(鉄筋の本数)
一般的なベタ基礎
(ハウスメーカー等)
10mm
異型鉄筋
150mm厚
(布基礎の防湿 コンクリートは50mm)
300mm間隔
ガソリンスタンドのベタ基礎 13mm×13mm
異型鉄筋
上下ダブル
250mm厚 250mm間隔×250mm間隔
上下ダブル

実際に一般的なベタ基礎の配筋と、ガソリンスタンドの仕様の基礎配筋を写真で見比べて頂いても、耐震に関しての安心度合いという視点で見て頂いても違いは明らかだと思います。

地震に強い家にするためには、家を支える土台となる基礎の構造が非常に大切です。
基礎構造は、各会社の考え方によって様々ですが、私たちが家づくりで取り入れているのが大きな地震でも被害が少なかったガソリンスタンドの基礎と同じ構造で家を建てることです。

 

建築時に構造計算を行い状況を把握する

「地震」・台風などの「風」・「積雪」などの自然災害に対して構造上どのくらい強度があるのか計算する「構造計算」という方法があります。

大規模建築になると法律で義務化されていますが、一般住宅で最も多い木造2階建住宅には実施の義務はありません。
しかし、これから建てる家がどのくらいの強度を持っているものなのか、把握しておくことはリスクを管理する上でも重要になる指標の一つです。
反対に、災害に被災するリスクが少ない場所に住んでいるにもかかわらず、必要以上の構造にした場合、思わぬ出費につながる可能性もあります。

木造住宅で構造計算を実施しているかどうかは、災害に対する住宅会社各社の考え方にもよりますので、必要な場合、計算を行ってもらえるのかどうかは事前に確認しておいた方が良いでしょう。

 

建物に使われる構造材は耐震性を左右する

耐震性について考えるときに良く話を聞くのが「制震ダンパー」などの補強材です。もちろん、地震による被害を抑えるためいは、補強材も重要な要素の一つとなります。

 

しかし、実はあまり重要視されることなく、かつ、重要なのが「構造材」です。
構造材とは、柱や梁など家の構造を創る材料のことを言います。
木造建築の場合、構造材には基本的に木材が使われます。
このときに使う材料に何が使われているかによって、特に年月が経つほど家の強度が左右されます。

 

日本は高温多湿の国で、湿気がたまりやすく、木材にとっては腐食しやすい環境であると言えます。
住宅の構造材も例外ではなく、長年暮らしていると柱や梁など目に見えない所に湿気がたまり、腐食する可能性があります。

木材が腐食すると、非常に柔らかくなり、カビが生えたり、白アリの被害にあいやすくなってしまいます。
最悪の場合、地面に近い所の土台が白アリに食い荒らされスカスカになっていることも。。そのような状況で、万が一大きな地震がきたときには、建築時に想定できなかった被害が発生する可能性が出てきます。

 

一方で、同じ環境にありながら、1000年以上被害を受けることなく残り続けている木造建築物もあります。奈良や京都の寺社仏閣です。長年、残り続けている寺社仏閣の多くは、構造材に桧(ヒノキ)を使っています。
桧は、木の中でも硬い材料で湿気に強く、耐水性も高い材料です。
伐採後、200年間くらいまで強くなり、その後、1000年かけてゆるやかに弱くなると言われており、構造材にするにはうってつけの材料です。

 

一方で、硬いことは加工がしにくいことにも繋がります。
そのため、構造材に桧を使う場合は若干予算がかさむこともあることは覚えておくと良いでしょう。

 

土地を選ぶ際に「災害リスク」の低い場所を選ぶことも重要。

災害リスクについて調べる方法

そもそも、災害に強い家を建てるためには、家が立つ土台が重要です。
建てようと考えている土地は地盤の強い土地なのか?事前に見極めることによってリスクを軽減することができます。

そこで、一度ご覧いただきたいのが、国土交通省の「重ねるハザードマップ」です様々な土地の特徴を確認することができます。

 

この他にも行政が発行している水害ハザードマップや震災ハザードマップなどもあります。
・近くにある河川が氾濫した場合、どのくらい浸水するのか?
・大きな活断層や土砂崩れの発生リスクが高い土地はあるのか?
など、災害に対するリスクを確認することが可能です。

 

土地探しから始めるという方は、建築をお願いしようと思っている住宅会社に相談すれば、その土地の情報を提供してくれることが多いので、まずは相談してみても良いかもしれません。

まとめ

大きな災害があれば建築基準法などの法律も常に見直されています。
しかし、法律に記載しているのは、あくまで最低限の基準です。
法律の基準をクリアしていることは当たり前の条件として考え、クリアしているからといって決して安心しないようにしてください。

災害に強い家を考えるときには、建物の構造や基礎、土地の選び方などが非常に重要になってきます。
地震や台風も発生する可能性は高いと言われている近年、何十年と続く暮らしのことを考えて、家づくりを始めることが大切だと考えています。

「断熱性能」で家づくりを比較する際のポイントとは?
SOYO風WEB-8月号特集記事

マンションやアパートから自然素材の家に移り住んだお客様とお話しをしていると、決まって話に出るのが「こんなに快適だとは思いませんでした!想像以上です!」という驚きの声です。
冷暖房を強く効かせている訳ではなく、自然素材そのものの涼しさや、空気の通り道が家にあることで、「”夏の暑さ”や”冬の寒さ”を家の中にいると感じない快適に暮らせる家を実現しています。

 

もちろん、素材や設計にも工夫はしているのですが、何よりもこだわっているのが、「断熱性能」です。
実は、家づくりを行うにあたっては、断熱性能の高い・低いによって、家の中の温度、つまり毎日の快適性に雲泥の差が出るといっても過言ではありません。
そのくらい、快適な家に住みたいと思うなら「断熱性能」は妥協してはいけないポイントです。

 

では、断熱性能にこだわるとどんな良いことがあるのか?
また、断熱性能で比較する時に、どんな点を注意して見れば良いのか?
解説していきたいと思います。

 

断熱性能が良い家は省エネで長持ちする

断熱性能が優れている家は、それだけで省エネルギーになります。
極論を言えば、太陽光などの余分な設備を設置・維持するコストよりも断熱性能を強化した方が光熱費が安く済むこともあります。

 

また、断熱性能が良いと、結露の発生が防げます。
「結露」は家の性能を低下させる大きな要因です。
冬、外気との寒暖差が大きくなるとメンテナンスが困難な壁の内部に水滴がたまります。
溜まった水滴は、カビを発生させたり、構造材を腐食させていきます。
また、家の天敵であるシロアリも湿気の多い場所を好みます。
構造材が湿気るとシロアリを呼び寄せることにも繋がりかねません。

 

エアコンを効かさなくても「夏は涼しく、冬は暖かい」。そんな快適な住まいを手に入れるためには、「断熱」は絶対にこだわって欲しいポイントです。

 

住宅会社によって、断熱性能はどのくらい差が出るのか?

一言で「断熱性能」と言っても、各社考え方は様々です。
工法も使っている素材も各社様々で、一概に「これが正解」というものはありません。
では、断熱性能でどのくらい家の温度に差が出るのか相模原住宅公園に出展しているある会社の外壁温度を測定してみました。

こちらの比較画像ですが、
・撮影時間:
13:00
・外気温35.8
・湿度47
という猛暑の中で、
当社のモデルハウスと相模原住宅公園内の一部モデルハウスをサーモグラフィーカメラで撮影した画像です。

 

青、緑、黄、赤、白の順番で温度が上昇するのですが、最低温度が30、最高温度が60と画像を見ても一目瞭然です。
相陽建設のモデルハウスの外壁温度は、約30
H社、S社に関しては、バラつきはありますが、外壁温度が約50前後あります。

 

相陽建設の家の外壁温度が抑えられている理由は、外壁材に使っているセレクトリフレックスの効果です。
この素材、日射反射率をなんと72%もカットしてくれており、外壁の温度上昇を猛暑の中でも抑えることができています。

 

別の角度から比較をしてみても、使っている素材によって温度に差が出ていることは一目瞭然です。

なお、太陽に近い屋根が真っ白で一番温度が高くなっておりますが、相陽建設の場合、屋根の下地にも遮熱シートをはっています。
因みにこの日の小屋裏収納は、エアコンなしで、室温が30.2、湿度が52%となっていました。

 

断熱性能の良し悪しは何で決まるのか?

断熱性能は大きくわけると
・断熱材
・素材の調湿性能
の2つの良し悪しで性能が決まります。

 

1つ目の断熱材は、文字通り断熱するときに使われる材質のこと。
木造住宅には、「グラスウール」と「セルロースファイバー」のどちらかが使われています。

 

2つ目の調湿性能ですが、実は快適な室温で生活できるかどうかは、「湿度」に左右されます。
調湿性能が高い素材を使うと、家全体で湿度の調整をしてくれるので快適な湿度で生活することができます。

 

【比較ポイント①】断熱材について

断熱材は壁と壁の間に使われるものなので、日常の生活ではほぼ目にしませんが、だからこそ家を建てるときにしっかりと検討しておかなければいけないポイントです。

それぞれの特徴をまとめると次の表のようになります。

グラスウール

セルロースファイバー

使用頻度

料金

耐水性

調湿性

無し

高い

素材

化学物質

自然素材

メリット

価格が安い・施工が簡単

調湿性・防虫性・遮音性が高い

デメリット

結露などで濡れるとカビが発生する

グラスウールに比べると料金が高くなる

日本の木造住宅では、料金の安さと施工のやりやすさから「グラスウール」がよく使われています。しかし、ここで注意していただきたいのはグラスウールはセルロースファイバーと比べると調湿性能や耐水性に劣るという点です。

 

グラスウールは、海外の湿度がそれほど高くない地域や国で普通に使われている素材ですので、それ自体が悪いわけではありません。問題は、グラスウールの特徴と日本の気候があっていないことです。

 

結露で湿気がでると調湿効果がないため、湿気を逃してくれません。
壁内に湿気が溜まったままになってしまいます。
その結果、木の腐食やシロアリ被害にあいやすくなってしまいます。

 

・これを防ぐために、どのような工夫をしているのか?
・工法や他の素材で湿気がたまらない工夫があるのか?
・万が一、結露によって構造材が腐食した場合はどのような対処をすれば良いのか?
このあたりのポイントは、断熱材を選ぶ時には必ず確認してください。

 

外断熱材を使用することで飛躍的に断熱効果が上がる

一般的に「断熱材」というと先ほどのグラスウールやセルロースファイバーのことを指します。
これを専門用語で「内断熱材(うちだんねつざい)」と言います。
構造材の中の部分を断熱するものなので、内断熱です。

 

断熱性能にこだわっている住宅会社には、建物の外にも断熱材を使用している会社もあります。
「建物の外」とは、日光を浴びる外壁の壁の部分です。
ここに使う断熱材を「外断熱材(そとだんねつざい)」と言います。
外断熱材に使われるのは、ボードや塗料です。

 

外断熱をおこなうメリットとしては、
・外断熱材で外気をカットできるので、構造材や室内の温度差がなくなる。
・温度差がなくなることで、結露を防止できる
・雨の日でも水や湿気を室内に通さない
などがあります。

 

また、外壁に使われる材料によっても断熱効果は変わります。
地中海などの国にある赤道付近の日差しが強い国で、白い外壁の家が並んでいますが、あれも外断熱の一種です。
太陽光を反射しやすい素材を使うことで、吸熱を抑えています。

 

その一方、極論を言えば、ここまで断熱にこだわらない人にとっては少し「やりすぎ」に思われることもあります。
外断熱を施工した方が、間違いなく断熱性能は向上します。しかし、その分、コストもかかるので、断熱にどこまでこだわるかによって検討してください。

 

■ここまでのまとめ
・断熱には「内断熱」と「外断熱」がある。
・内断熱材には「グラスウール」と「セルロースファイバー」がある
・グラスウールは、施工が安く済むが調湿性能がない。
・セルロースファイバーは、グラスウールよりは高価。しかし、調湿性能や耐水性がある。
・外断熱をすれば、コストはかかるが断熱性能は飛躍的に上がる
・外壁材も断熱性能を高めるためには重要

 

【比較ポイント②】調湿性能について

湿度の調整は快適に暮らすうえでは欠かせません。
断熱性能も突き詰めれば「快適に暮らすためのもの」です。
なので、調湿性能を無視した断熱はあり得ません。

 

調湿性能は、素材によって大きく変わります。
特に、化学物質を使用しているか、自然素材を使用しているかでは、全くその効果は違います。

化学物質では調湿できない

室内の調湿性能に大きな役割をもつのが「内壁の素材」です。(ちなみに、断熱材も重要です。ここは、先ほど述べたので割愛します。)
内壁になにを使っているかによって調湿効果は大きく変わります。
例えば、一般的な壁紙やクロスの調湿効果は、ほぼ0です。

 

中には、自然素材の土壁の成分で作られた「調湿性能をもった壁紙」などもありますが、そのような特殊なものを使わない限り、壁材からの調湿効果は期待できません。
壁材に調湿効果が無いということは、湿度が高くなったり低くなったり、外気によって大きく左右されることになります。

 

また、汚れたり破れたりすれば張り替える必要があるのでメンテナンス費が数年ごとにかかります。

調湿性能にこだわれば内壁は「自然素材」一択

調湿性能は、木や漆喰などの自然素材が本来持っている力です。
生きていくために湿度を取り込み、不要になった分は排出する。
これを自然と最適になるようにおこなってくれるのが自然素材の優れたところです。

 

自然素材の無垢の木で施工した場合も調湿効果が得られますし、優れた内壁材は他にもあります。
検討時には確認するようにしてください。

 

■ここまでのまとめ
・調湿性能は快適な暮らしには欠かせない
・室内の調湿効果は壁材が重要
・化学物質に調湿効果はない
・調湿性能を高めたければ「自然素材」を使うことが必須の条件

 

どこまで断熱にこだわるか

ここまでの話をまとめると、断熱を考える上で重要なのは、
・内断熱材
・外断熱材
・外壁
・内壁
の4つです。

 

ここに、それぞれどのような素材を使っているか、どのような工法で施工しているかによって各社の断熱へのこだわりや考え方が出てきます。

・外断熱は行なっていない。
・外壁はデザインを重視している
といった会社も中にはあります。

 

その場合は、その分のコストをカットできたり、設計の自由度が高まったりと、断熱を補うメリットがあると思うので確認するようにしましてください。

 

まとめ

最後にもう一度、言いますが、家の性能で最も重要なことは「断熱」です。

断熱性能が低い家に住んだことによって、
・夏は暑い・冬は寒い。
・光熱費が余計にかかる。
・結露やカビがひどくて健康への不安がある。
といった話は本当に良く聞きます。

 

もし予算などの都合でどこかの性能を削らなければならない時でも、最低限の断熱性能は必ず備えるようにしてください。
断熱性能で家を建てたあとの暮らしは大きく変わります。

 

最後に、私たち相陽建設は、何よりも断熱にこだわって家を建てています。
・内断熱材
・外断熱材
・外壁
・内壁
の全てに100%の自然素材のものを使い、「クアトロ断熱」と呼ばれる方法で施工をおこなっています。

 

ここまでやる必要があるのか?と聞かれることもありますが、「快適な住まいのためには、断熱が最重要」と考えているからです。
この記事を読まれた方で、もっと詳しく知りたい方やお話を聞きたい方は、お気軽にご連絡くださいね。

 

相模原住宅展示場でも実際に体験してもらえますので、まずは色々と情報収集にきてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。