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2022年4月16日

洗面所と脱衣所を分ける「洗面脱衣分離」をオススメする理由

お住まいでの問題点を伺っていると、お困りごとが多い場所に、よく洗面所、脱衣所があげられます。暮らしにフィットした設計をご提案するには、今のお住まいでの問題点をひとつひとつお伺いし、まずはそれらを解決することから始めます。

具体的に、下記のようなお困りごとが寄せられることが多くあります。

洗面所と脱衣所が一緒で困っているお声

娘がお風呂に入っているから洗面台使いたくても使いにくい(父)

早くお風呂に入りたいのに、姉のドライヤーが長くてなかなか入れない(弟)

来客に「手を洗いたいから洗面台借りるよ」と言われたけど、洗濯物とか散らかり過ぎてて貸せない(母)

洗剤のストックやタオルを収納したいのにスペースがない(母)

これらは洗面所と脱衣所が同じ空間にあるがゆえに起こってしまっている問題点です。

「え、だって普通、洗面所は脱衣室にあるものでしょ?」

誰もが当たり前のようにそう思っていますが、実はそうではありません。より機能的な設計だと、洗面所と脱衣所を分けることも考えられるのです。

洗面所と脱衣所を分けて設計すると、快適で機能的なバスルーム環境が確立し、日常生活の質が向上します。特に多くの人が同じバスルームを使用する場合、その利点は顕著に現れます。

具体的なメリットは下記の通りです。

  1. スペースの最適な利用が可能
    • 洗面所と脱衣所を分けることで、それぞれのスペースをそれぞれの目的に従って最適に活用できます。
      洗面所には洗面台や鏡を設置し、手洗いのための石鹸や、歯磨き道具などを置くことができます。脱衣所にはバスタオルや洗剤などの収納スペースや、下着の収納スペースを配置できます。必要な場所に必要な道具を置くことで、導線を整えることが可能です。
  2. 複数の人が同時に利用可能:
    • 家族や同居人が複数人いる場合、洗面所と脱衣所が分かれていると、複数の人が同時にそれぞれのスペースを利用できます。朝の忙しい時にも便利ですね。
  3. 音響と臭いの分離:
    • 洗面所では水を使った作業が多く行われるため、脱衣所との分離により、湿度や臭いの影響を脱衣所から遠ざけることができます。収納していた服やタオルなどが湿気を帯びにくく、不快な臭いが広がりにくくなります。
  4. プライバシーの向上:
    • 脱衣所と洗面所の分離により、家族やゲストがプライバシーを保ちながら身だしなみを整えることができます。ドアや仕切りを設置することで、よりプライバシーを確保できます。
      特に、手洗いうがいのときに、ゲストを脱衣所に案内せずにすむメリットが上げられます。
  5. デザインの柔軟性:
    • 洗面脱衣分離は、室内デザインの柔軟性を高めます。各スペースを異なるスタイルやカラーテーマでデザインでき、各スペースを個別にカスタマイズできます。

洗面所と脱衣所を分けた後のお声

娘がお風呂に入っていても、洗面台を自由に使えるようになった(父)

姉のドライヤーが終わるのを待つことなく、すぐにお風呂に入れるようになった(弟)

弟にせかされずにゆっくりドライヤーかけられるようになった(姉)

脱衣所に入らなくてもいいので来客に洗面台を貸せるようになった。溜まった洗濯物なんかも見られずにすむから安心。
洗面台の代わりに、たっぷりタオルや下着、パジャマまで収納できるスペースが確保できた!(母)

お風呂に入る際に部屋まで着替えを取りに行くのが面倒だったけど楽になった(姉・弟)

いかがですか?

洗面所と脱衣所を分けただけで、これまでのお困りごとが一気に解決し、快適な暮らしが可能になります。

洗面脱衣分離のメリット・デメリットのまとめ

メリット

  • 浴室(脱衣所)の使用時に関係なく、いつでも洗面台を使用できる
  • 脱衣所には家族以外の人にはいられる心配がない
  • 収納スペースを確保できる

デメリット

  • 洗面所と脱衣所が同じ空間よりも分けた空間の方がよりスペースが必要になる

これからおうちを計画される方は、ぜひ洗面所と脱衣所を分ける「洗面脱衣分離」を検討してみてください!

ABOUTこの記事をかいた人

注文住宅事業部

長持ちしない建材や、人体に悪影響を及ぼす建材・工法を排除した有害物質ゼロの住宅「0宣言の家」を推奨しています。私たちが造っているのは、家という「箱」ではありません。暮らしを豊かにするために、住む人の健康と幸せを第一に考え、厳選された素材を選択し、いつまでも健康で心地よく、心豊かに、世代を超えて、いつまでも住み継がれる良質な住宅に私たちはこだわります。