昨今の震災による被害は、想像を絶する事態の被害が相次いでます。
これらの災害による被害で倒壊・半壊した建物と、そうでない建物では、基礎の構造に決定的な違いがありました。
平成7年の阪神・淡路大震災においては、周辺の建物が倒壊や焼失するなか、ガソリンスタンドが街区の延焼を食い止めるといった現象が数多く見られ、ガソリンスタンドの安全性の高さが注目されました。
また、平成16年に発生した新潟県中越地震の際にも、ガソリンスタンドの被害は軽微に留まり、地域住民のために石油製品の供給に努める事が出来ました。
このようなガソリンスタンドの持つ設備、機能が災害時にも最大活用できるよう、各県石油組合では、各自治体と協力協定を結ぶところが増えています。
※↑中央防災会議「第3回災害被害を軽減する国民運動の推進に関する専門調査会」説明資料より
このようなガソリンスタンドの基礎構造は、以下のような仕様になっています。
主筋と言われる鉄筋の口径は【D13】という大きさのものを、コンクリート内に上下ダブルで配筋し、そのピッチは【@250】、つまり250mm間隔で配筋されています。
一般的な住宅のベタ基礎仕様(大手ハウスメーカー等)は、主に【D10】という口径の大きさの鉄筋を、コンクリート内に1列だけ配筋し、そのピッチは300mm間隔の構造が一般的です。
私たちが提供する「神様が宿る家」の基礎構造は、多くのハウスメーカー等がオプションで提供している一般的なベタ基礎構造ではなく、震災時に耐久性の結果を残しているガソリンスタンドの基礎構造と同じ考え方の仕様です。
主筋の太さ (鉄筋の量) |
ベースの厚み (コンクリートの量) |
配筋間隔 (鉄筋の本数) |
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一般的なベタ基礎 (ハウスメーカー等) |
10mm 異型鉄筋 |
150mm厚 (布基礎の防湿 コンクリートは50mm) |
300mm間隔 |
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ガソリンスタンドのベタ基礎 (神様が宿る家) |
13mm×13mm 異型鉄筋 上下ダブル |
250mm厚 | 250mm間隔×250mm間隔 上下ダブル |
このように、私達が提供する「神様が宿る家」は、想定外の天災地震等の天災に対して
必要かつ十分な基礎を標準採用しております。