平成25年6月に、国土交通省より日本で初の『既存住宅インスペクション・ガイドライン』が発表されました。
これは消費者が中古住宅流通の上で、安心して中古住宅を購入できるように環境を整えるために、取りまとめられたガイドラインです。
この中には、検査についてだけではなく、ホームインスペクションというものが客観性や中立性等が確保された、公正な検査業務でなければならないという考えのもと、検査を行う事業者(検査事業者)や検査人(ホームインスペクター)が遵守すべきと考えられる事項も記載されています。
「検査を行う者(ホームインスペクター)は、住宅の劣化・不具合等に関する知識、検査の実施方法や判定に関する知識が求められる」と記載されており、「ホームインスペクター」資格はガイドラインに則り、検査人のスキルアップを目的としています。既存住宅流通において住宅の資産価値向上を図り、安心した取引を行うために今後重要な役割を果たす検査人の資格です。