menu

2024年7月30日

無垢のフローリングはカビやすい? うまくつきあっていく方法とは

フローリングの床材を選ぶとき、従来の合板フローリングではなく無垢材のフローリングを選択する人が増えています。
無垢材のフローリングは、自然素材のため、環境にも優しく、健康的な住環境をつくることができます。合板に比べて高価ですが、適切なメンテナンスを行うことで、長持ちしやすくなります。

また、シックハウス症候群のリスクも軽減。見た目としては、使い込むほどに味わいが増し、独特の風合いが生まれます。

無垢材は合板に比べて高価ですが、その価値は長期間の使用により実感できます。また、適切なメンテナンスを行うことで、長持ちしやすくなります。

 無垢材のフローリングとは?

無垢のフローリングとは

無垢のフローリングは、1本の木材から切り出された天然の木材を使用したフローリングです。合板フローリングとは異なり、層状に接着されたものではありません。
接着剤を使用しないので、シックハウス症候群の原因物質を放出しません。その調湿効果や肌ざわりの良さなど、さまざま面で評価され、人気を集める床材です。

オーク、メープル、チェリー、ウォールナットなど、さまざまな木材が無垢材として使用されます。それぞれ木材によって、特徴や色合い、硬さなどが異なるので、インテリアやライフスタイルに合ったものを選ぶことができます。

また、オイル仕上げやウレタン仕上げなど、仕上げ方法によって見た目や手触りが異なります。オイル仕上げは自然な風合いを保ち、ウレタン仕上げは耐久性が高いものが多いです。

無垢材はデリケートなため、メンテナンスが大変なのも事実。うっかりカビさせてしまった、という人も少なくありません。
無垢材のフローリングをカビさせずに使うコツを紹介します。

無垢材にカビが生える条件とは?

カビ

カビは栄養、温度、湿度、時間の4条件が揃うと繁殖します。フローリングの場合、食べこぼしや人の垢、フケ等が栄養分となり、温度と湿度が高くなる梅雨時などに繁殖しやすくなります。特に風呂場の足ふきマットや布団の下、ソファの下など、湿りがちで掃除が行き届かず、風通しの悪い場所は要注意です。

カビを防ぐ方法とは

湿気

カビの胞子は常に空気中を漂っていますが、繁殖の条件「栄養、温度、湿度、時間」のうち、1つを欠けさせるだけで増えることはありません。最も簡単に対処できるのは「湿度」を取り除くことです。

「湿度」を取り除くために除湿器を使う必要はなく、ときどき窓を開けて風通しを良くする程度で十分です。マット類はなるべく敷かないか、敷く場合はときどき持ち上げて湿気を逃がしましょう。
また、石油ストーブやガスストーブなどの、室内で燃焼する暖房器具は湿度を上げるため、こまめな換気が必要です。

また、こまめな掃除も重要です。掃除によって、カビの「栄養分」と「繁殖時間」を取り除くことで、カビの増殖を抑えられます。カビが表面に付着してすぐに拭き取れば、根を張る前に対処できます。
カビが根を張ってしまうと汚れが中にしみ込み、見た目が損なわれるだけでなく、健康被害も発生する恐れがあります。カビを見つけたらすぐに拭き取って、カビの繁殖を防止しましょう。

無垢のフローリングのメンテナンス方法

デリケートな無垢材は、掃除機の使用や柔らかい布での拭き掃除が基本です。水拭きは避け、乾拭きや固く絞った布での拭き取りを心がけましょう。
もし、オイル仕上げになっている場合は、定期的にオイルを塗布して保湿する必要があります。ウレタン仕上げの場合も、専用のクリーナーでのメンテナンスが推奨されます。

カビが生えた場合の対処法

カビが生えたら、早期に発見して対処することが重要です。表面にカビを見つけたら、アルコールや専用のカビ取り剤を使って拭き取ります。
根を張ったカビは、プロのクリーニング業者に依頼することを検討してください。自己処理では完全に除去できず、木材を傷める可能性があります。

相陽建設株式会社は、「住むと健康になる」という医学的根拠を持った自然素材住宅を取り扱っています。

SOLE LIVING

ABOUTこの記事をかいた人

永く安心して健康で快適にくらせる家であること。住めば住むほどよくなる家であること。住む人に幸せが訪れる家であること。そして、造る者にも嘘がない真摯な心で造ること。こうして造られた家を私たちは「0宣言の家」と呼んでいます。